111句目~117句目

居座る残暑居残る隣人

静けさに一つ放たれた見えぬ音

あまりにもかわいい声に耳撃たれ

幼子のぼやけた振りの踊かな

友と言いつつ本音のひとつも言わぬまま

からからと風を楽しむ案山子かな

どうにも短気だ水にはなれない

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