句集 71句目~80句目 誰も居ない故に花野になれたのだ月に座り街の灯をなぞれど退屈夜食だけ食ってノートは閉じて寝る嫁など居らんので秋茄子独り占め皮剥きの労力も知らず栗を食う蓑虫黙る、風に揺れる、また黙る渡り鳥空に裂け目を描き行く夜に産まれ夜を育む梟凩を待っていたも... 2024.09.15 句集