111句目~120句目

居座る残暑居残る隣人

静けさに一つ放たれた見えぬ音

あまりにもかわいい声に耳撃たれ

幼子のぼやけた振りの踊かな

友と言いつつ本音のひとつも言わぬまま

からからと風を楽しむ案山子かな

どうにも短気だ水にはなれない

蹴鞠の月をのんびりながめてる

満月を指にあてがい指輪にし

のんびりいもむしくつろぎくしだんご

目次へ   前へ   次へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました