1句目~10句目

乗ってけとたんぽぽを撫で吹き荒ぶ

潮のに砂と佇む磯遊

蝌蚪が鳴る水面も楽しげに跳ねて

背からふと風の上を泳ぐ蝶よ

こどもの日子の抜けた部屋風車

筍の無理に上だけ見させられ

若葉撫で露撫で風撫で涙拭う

ただ夏の風が吹いて君はいない

雨音も渦になじませ蝸牛

風下に雨衣あまごろも着る簾かな

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