21句目~30句目

刀と書くも箸にも勝てぬ秋刀魚

間引菜や御魂の底の味がする

雨を呑み名も潤うたか露草よ

茸よ雨笠被り何を想う

星流れども既に果てに溺れ

ようやく腹割ってくれるか椿の実

葉の舞いに踊らされる秋晴れ

這いずれど声は美し虫どもよ

憶えなき飴持つ我よ七五三

冬構されど換気はせねばならぬ

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