句集 11句目~20句目 五月闇に手伸ばし我黒ずんでまたサングラスで貌かお隠す街の中涼む雲眺む夏休みの縁側黄昏に葉も湯浴みする日向水荒ぶる香水に波立つ我が眉間噴水に風待つ麦わら靴に飛沫朝顔を咲かせた君が跳ねていく鶴の鳴くが如く弾ける鳳仙花よく冷えた新豆腐つるり光り立... 2024.06.02 句集
句集 1句目~10句目 乗ってけとたんぽぽを撫で吹き荒ぶ潮の香かに砂と佇む磯遊蝌蚪が鳴る水面も楽しげに跳ねて背からふと風の上を泳ぐ蝶よこどもの日子の抜けた部屋風車筍の無理に上だけ見させられ若葉撫で露撫で風撫で涙拭うただ夏の風が吹いて君はいない雨音も渦になじませ蝸牛... 2024.06.02 句集