句集

句集

21句目~30句目

刀と書くも箸にも勝てぬ秋刀魚間引菜や御魂の底の味がする雨を呑み名も潤うたか露草よ茸よ雨笠被り何を想う星流れども既に果てに溺れようやく腹割ってくれるか椿の実葉の舞いに踊らされる秋晴れ這いずれど声は美し虫どもよ憶えなき飴持つ我よ七五三冬構されど...
句集

11句目~20句目

五月闇に手伸ばし我黒ずんでまたサングラスで貌かお隠す街の中涼む雲眺む夏休みの縁側黄昏に葉も湯浴みする日向水荒ぶる香水に波立つ我が眉間噴水に風待つ麦わら靴に飛沫朝顔を咲かせた君が跳ねていく鶴の鳴くが如く弾ける鳳仙花よく冷えた新豆腐つるり光り立...
句集

1句目~10句目

乗ってけとたんぽぽを撫で吹き荒ぶ潮の香かに砂と佇む磯遊蝌蚪が鳴る水面も楽しげに跳ねて背からふと風の上を泳ぐ蝶よこどもの日子の抜けた部屋風車筍の無理に上だけ見させられ若葉撫で露撫で風撫で涙拭うただ夏の風が吹いて君はいない雨音も渦になじませ蝸牛...